雑記帳 二〇二四年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇二三年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇二二年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇二一年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇二〇年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十九年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十八年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十五年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十四年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十三年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十二年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十一年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇一〇年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇九年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇八年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
zakki_top.gif

橘 
井堂二〇十二年如月十七日

ヤマハ銀座スタジオでの山本恭司との小泉八雲の朗読LIVE「邂逅」を終え、放心・・・。
その後、映画のロケで福島に行きました。
長崎の物語りなのですが、僕の出演シーンは、何故か福島で。
たまたま・・・ではあったのですが、原爆投下された長崎の、世代を重ねた現在の物語りなので、色々な意味が重なって浮び上がってきます。
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の小説「チタ」を中心に構成した朗読も、1850年代にメキシコ湾、カリブ海で起こった地震、津波、台風の物語りでしたので、60年を越え、160年を越え、過ぎ去った過去が現代と直結している感覚です。
一日一日が、とても大切に思えてきます。
けれど、同時に、一日一日が、あっという間に過ぎ去って行きます。
今週は、親戚のおじさんが亡くなってしまったこともあり、余計にそう感じてしまうのかもしれません。
可愛がってもらったからな〜。
トロトロになって熟して落ちかけそうになった渋柿の実がとても甘くて、むしゃぶりついてたくさん食べたこと・・・。
子供の頃におじさんから教わったそんなことが妙に印象に残っています。
食べることと記憶って、かなり強烈につながって残っているな〜。

今回の朗読は2部構成で、休憩をはさんで2時間半!!
集中力の維持との勝負でした。
ギターの恭司は、コンソール卓のフェーダーやギターのエフェクターやら、手順がものすごく多く、こちらもとんでもなく集中力が必要!!!
二人して、空気をたぐり寄せるようにして、メキシコ湾を、カリブの海を航海しました。
2部で、一瞬、気が遠くなりそうになったのを、再び物語りに没入することができたのも、恭司の音と、お客様の集中力にも助けられたからでもありました。

芝居でも、物語りからはぐれてしまいそうな時、はぐれてしまった時、自分一人でなんとかしようともがくと、溺れてしまい、取り返しがつきません。
そんな時は、あわてずに、じっと、相手の、周りの、音や気配を受けとめれば良いのです。
・・・とはいえ、やはり、なんとかしようともがいてしまう己の弱さよ・・・。

声とギターでの朗読LIVEは、映像のない映画のつもりでもあります。
超大作のスペクタクルロマン、幻想怪奇、ファンタジーを盛り込んだ今回のステージは、もしかしたら、ちょっと欲張り過ぎたかもしれません。
けれど、本邦初演の、この「チタ」の物語りを作り上げることができて、やはり、やって良かったと・・・。
お客様に喜んでいただけた声を聞くと、心底、そう思い、感謝の念がわき上がってきます。 また、是非、挑戦してみたいと思っています。
機会があれば、是非、我らの小泉八雲の朗読LIVEに足をお運びくださいませ。
zakki_bottom.gif

戻る
zakki_top.gif

橘 
井堂二〇十二年如月十七日

先日まで、ドラマのロケで、沖縄に行っていました。
オフシーズンにもかかわらず、プロ野球のキャンプや、ツアー客等で、ホテルは満室!
糸満のサザンビーチホテル&リゾート海洋博公園 などで撮影だったのですが、僕は、ゆったりとしたスケジュールで、オフの日には海洋博公園を散歩したり、希少な昆虫や動植物がある自然の国頭村の「やんばる学びの森」まで足を伸ばしたりしていました。
自然を満喫できる「やんばる学びの森」には、映画「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」で使われた「鬼太郎ハウス」もありました。
オッサン一人でもいいけど・・・ここは、やっぱり、お子さん連れの家族で訪れるのが一番楽しいでしょうね〜!?

「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」では蛇骨婆ァを演じさせていただきましたし、何より、水木しげる作品には思い入れがありますからね〜ホンモノ(!?)の鬼太郎ハウスは、マニアにはたまりません。

photo

★「やんばる学びの森」の鬼太郎ハウス。。

海洋博公園はといえば、1975年の沖縄海洋博・・・鳴り物入りで、多くの観光客を見込んでいたにもかかわらず、大成功・・・とはいかず、物議をかもしだした記憶が・・・。
海に浮かぶシンボル「アクアポリス」が閉会後、幽霊屋敷のように朽ち果てた姿を晒していた映像もこびりついています。
構成、演出を手がけた金城哲夫さんは、数年後に亡くなられました。
金城さんは「ウルトラマン」のチーフライター。
「ウルトラセブン」の背景をドラマ化したNHKの「私が愛したウルトラセブン」では、その、金城哲夫役をやらせていただいたこともあり、海洋博公園の海辺に佇んだ時には、特別な感情がわきあがってきました。
実相寺昭雄監督、脚本家の市川森一さん・・・亡くなられてしまったけど、一緒にお仕事させていただいたウルトラの先達たちから教わったことは、本当に大きかったです。

photo

★沖縄海洋博公園の浜辺にて。「ちゅら海水族館」なんかは観光客でごった返していましたが、遊歩道を降りると、もう、プライベートビーチ!!でした。 遠くに見えるのは伊江島。


ここ数年、出雲神話に関して知ることが増えてきていますが、琉球と出雲の関係も縁は深いようです。
流れて着いた龍蛇さまを奉納する儀式は、今でも出雲大社では続いています。
出雲人である僕が、琉球人の金城哲夫さんを演じさせていただいたことも、不思議な感じがします。

ところで、僕は沖縄の料理が大好き!!・・・なので、地元のタクシーの運転手さんに教わって、俳優仲間たちと居酒屋にくりだしたりしていました。
ゴーヤチャンプルー、ソーミンチャンプルー、テビチ、ラフティー、ミミガー、海ブドウに島らっきょ!
ヒラヤーチー・・・「青や黄色の魚の刺身なんか食えるか!」・・・と思っていましたが、これが、すごく美味しかった!!!
焼き魚や煮付けも、バッチリ。
「身がしまってるのは冬だからかな〜?」なんて風にも思ってしまいましたが・・・とっても美味しかったです。

photo

★居酒屋のご主人が、シーサーの切り絵を、その場で切ってくださいました。お守りにしよ!


今回の沖縄、気温は寒波の影響で、朝や夜は、じつは結構寒かったです!!
風が吹いたりすると、かなり寒かった〜。
それでも、帰京する日は24度はあり、Tシャツでなきゃいられないカンジで・・・羽田に着くや否や、コートにマフラー・・・と着込んで・・・。
ああ〜、また行きたい!沖縄!!

沖縄、やっぱり、リフレッシュするには良い処ですね!?

photo

★南国の植物と陽射し・・・身体が楽になります〜。

zakki_bottom.gif

戻る

目次ヘモドル