雑記帳

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橘井堂二〇〇一年睦月二十日

さてと、近況をお知らせしますです。
相変わらず「ゴジラのいる島」の執筆に追われています。
早く展開して行きたいのですけど、なかなか主人公の芹沢博士が島から出て行かなくて、困ったものです。
来月号では、いよいよ島の伝説が明かされます。
お楽しみに。
「ダ・ヴィンチ」買ってね。

ここ数年、はっきり言って、趣味の・・・というと身も蓋もないですけど、好みの題材を扱った仕事に恵まれております。
それこそ、「ゴジラ」に始まって、水木しげる、京極夏彦、小泉八雲…音楽では、「はっぴいえんど」を纏ることやら…。
でも、考えてみれば、シェイクスピアにのぼせたり、唐十郎氏の門をたたいたり、江戸川乱歩の世界の映画でデビューしたりと、欲張りもいいかげんにしろって感じですが、それが縁で、こうしてみなさんともお会いできるのですから、やはり、好きなものには感謝せねば!

で、今年に入ってもそれは続いておりまして、不思議なことには、亡くなった父が大好きだった「蒸気機関車」の取材で、ミャンマー(旧ビルマ)に出かけるんです。
月末。
楽しみです。 写真も撮るようにということなので、やはり写真機が好きだった父のことを想うと、本当に父の供養のような…。
仏教の国ですしね。なにか呼ばれているみたい。
父の写真も持って行こう。
放送は未定ですが、NHK・BSで。
でもって、「ビルマの竪琴」を観なおしたら、大泣きしちまったぜ。

もうひとつは、地元の山陰中央テレビの番組で、「松平不味(ふまい)公」の番組をロケ中です。
不味公は松江藩主の茶人で、かなりの趣味人。
国宝のコレクションがずいぶんあるようです。
不味流という作法があるのですが、千利休の流れから、表千家、裏千家しか知らない人の方が多いですよね。でも、松江では不味が主流なのです。
やはり、先日亡くなった祖母が、その不味流の師範だったという縁のお話でした。

やっぱり、これだけ続くとね・・・「特命リサーチ」のチーフとしては、そういう風に思いこんでいるだけ・・・と言いたいところなのですけどね。
やっぱり不思議だ・・・でも、きっと、不思議って、必然のエネルギーなのかもしれませんね。

photo★左からドラムのgrace、ギターのebby、鈴木茂氏、佐野、ベースのakitaka。レコーディングが終わると撮影会に早変わり。
さて、今日も24日のLIVEのRHなのですが、実は18日に、レコーディングしました。
松本隆ー鈴木茂コンビの、「はっぴいいえんど」時代の曲で、レコーディングされなかったモノ。
「ちぎれ雲」・・・。
昨年暮れの「TIN PAN」のコンサートの打ち上げで、鈴木さんが「一緒にレコーディングしようよ」と言ってくださったのを聞き逃さなかった佐野の強引な企画。
発表のアテは、まだないけど、なんとか形にしたいものです。
というか、お聞かせしたいですよ。
素晴らしいスライドギター!
バンドメンバーのebby、grace、akitakaも、興奮するやら緊張するやら…。
photo★ギターのみ追加の録音もあり、うねるスライドを聴かせてくれた鈴木茂氏。どのヴァージョンも残したいほど素晴らしいものでした。
終わったあとに、茂さんのエフェクターボードを見せてもらったりして、ただのギター小僧と化してました。
風邪をひいちまって、唄入れは後日ですが、お楽しみに!
他に、「セントラルアパート」、「しらじら」の、計3曲をレコーディングしました。
「セントラルアパート」はタイムスリップ時代の曲だということもあり、久々にマキにピアノで参加してもらい、一緒に演奏しました。
やっぱ、楽しいや。
出来もいいよー!
直球のロックバンドです。

とりあえず、24日の青山マンダラ(03−5474−0411)に来てくださーい!!!
19時半開演です。
当日、「くるり」の岸田繁くんが遊びにくるかも!!!!
Wシゲルで盛り上がる佐野でした。

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橘井堂二〇〇一年睦月十三日

いやあ、しかし続いた。
夏に母方の出雲大社の従兄を亡くし、その後、松江南高校の同級生奥井さんが逝ってしまい。
11月には、父を、シェイクスピアシアターの時の仲間松本幸三氏が、そして年が明けて祖母を・・・。
父と祖母は喪主でしたし、言葉はなんですが、すっかり斎場にも馴染んでしまいました。
その間、祖父の33回忌の法要やら、四九日やら…。
お経も、心地よく。
で、祖母は亡くなる数日前に見舞えましたし、八雲がたてたお抹茶をストローで飲むほどで、意識もしっかりしていました。
ただ、衰弱したということで、大往生でした。
今度、不味公という、松江の殿様で、不味流をつくった茶人のドキュメントをやるのですが、祖母はその師範でしたし、縁は感じています。
しかし、これだけ死に対すると、「やはり魂というのは物体の別の言い方なのだな」ということを確信せざるを得ませんでした。
でも、不思議なことがおこらないかというと、そんなことはなく、ただ、人が知覚できない、説明できないことだらけなのだなと思うのです。

宗教は大事だと思いますよ。
なんだってそうかもしれないけど、他人に押し付けられたものって、身にはなりにくいですよね。
それでも、身体を馴らしていくと、考えていることよりも、もっと分かりやすかったりしますしね。
職人さんの手法を持って、世界を見れば、それが宗教ということか?
手工業の宇宙よ永遠なれ!

相変わらず、とっちらかったままの佐野ですが、ゆっくり行こうっと。

そうだ、24日のLIVE、「くるり」の岸田君、来てくれるって言ってました。
あとは、ナイショ。
おたのしみに!

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橘井堂二〇〇一年睦月六日

21世紀も、もう一週間が過ぎました。
・・・しかし、なんだか、この「21世紀も・・・」ってのを聴くたび、イヤーな感じがするのは、私だけでしょうか?
実際、巷は何変わることなく、日々が過ぎていっています。
そして、日々、刻々と大きく変わっているのでしょう。
見えないところで何かが・・・。
ああ、恐い・・・。
と、悲観的になってばかりいてもしようがないので、ま、今年もボチボチやりますかね・・・。

先月の26日に、父の四九日があったので、年越しは松江で。
母や弟妹家族たちと、一緒でした。
高校時代からの友人たち、エカ、アズキ、メガネたちとも皆で会いました。
みんなで磯料理の「やまおか」さんところへ行って、美味しい海の幸を堪能しました。

境港にも家族で行きました。
もちろん「水木しげるロード」に!
妖怪神社が出来ていて、なかなか良かったです。
手作りのおみやげ品が多いのも、ここの特徴ではないでしょうか?
マニアにはたまりません。

東京に帰る途中、鳥取の岩井温泉に寄りました。
マキが映画のロケで滞在したことがあったのです。
そう、その時の作品の原作者、尾崎翠の出身地なのです。
雪の山陰線を、ゴトンゴトンと行くのですが、これが風情があって良い。
概して西の方は、ひなびた温泉よりも、熱海タイプの温泉地が多いような気がするのですけれど、ここは良かった。
「花屋旅館」さんは、こじんまりした古い木造旅館ですが、お湯も良く、疲れがとれました。
いや、ホント!
料理も素晴らしい。
ずわいガニ!!!
雪景色にひたりすぎて、風雪波浪注意報が出るほどで、翌日、飛行機での帰京はできませんでしたが、鳥取から姫路までは、意外と速く、また山中の鉄路の風景も楽しめ、反って特した気分!
あとは新幹線で東京へ。
東京に戻ってきて、ホッともしたけれど、田山花袋の「温泉めぐり」でも読みつつ、また何処かひなびた温泉に行きたいなあと思う、佐野でした。

いかん!
24日のLIVEや、レコーディングに向けて、ロック魂にも火を付けよう!!!

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