橘井堂 佐野
2019年11月10日

ニューヨークの朗読ツアー

10月22日に羽田を出発して11月1日まで、小泉八雲 朗読のしらべ「怪談〜恐怖の底より聴こえる救いの呼び声〜」 アメリカツアー、無事終了することができました。
チーム松江、プロデューサーの小泉祥子さん、監修の小泉凡さん、相方のギター、山本恭司、そして照明など舞台周りの監督、錦織伸行さん、キョージのギター周り、西川徹さん、お疲れ様でした!!
NY公演では日本クラブにて書のパフォーマンスをキョージと繰り広げ、唸らせてくださった書家の七澤菜波さんと、そしてシンシナティ公演では主催の八雲会会長、中村祥泰先生にもご同行いただきました。

何しろ今回のツアー、盛り沢山で、とてもいっぺんにはお伝えできないのですが、どの公演も、どの街も、大変思い出深いものとなりました。
NYでは新聞などの取材やラジオ出演、テレビ番組の密着取材などもあり、かなり慌ただしかったですが、それでも久しぶりのニューヨークを満喫しました。
時差ボケも、僕は問題なくクリアできたのですが、帰国後の方がしんどくて、やっと落ち着いたかな????
これからバラエティ番組の収録があったり、映画の撮影も始まるので、しっかりと日常の仕事モードに切り替えなければ!!

NYでは島根県人会のみなさんと素敵な和食をごちそうしていただいたり、さくらラジオや米国財中の日本人向けのフジテレビ系列の撮影スタッフのみなさんなど、米国でお仕事をなさってる日本人のバイタリティにも触れ、良い経験となりました。
肝心のジャパンソサエティでの公演ですが、在米の日本人の方は二割ほどで、ニューヨークの日本文化に興味のあるみなさんたちが集まっていらした印象でした。
公演を終えた瞬間に声援をいただけ、大盛況でしたが、個人的には反省点だらけ・・・キョージの音楽に助けられたかな?
・・・とはいえ、「おしどり」での罪もないものの命を奪ったことに対し、相手を呪うのではなく、自らの命を賭してまで相手に自分のしたことの罪深さを悟らせようとする内容や、「かけひき」における、科人を裁く大名とのやりとりの中で、これまでの日米の歴史と重ねて声を発しておりました。
黒船、東京裁判、ヒロシマ、ナガサキ・・・そしてフクシマに至るまで・・・。
それぞれの犯してきた過ちを、二度と繰り返さぬよう、どうこれからに活かすのか・・・?
それは、日々の暮らしや、一つ一つの仕事、今回のステージでも同じだと思い知らされたのでした。

ニューヨークを後にして、シンシナティ、ニューオリンズは26年ぶり!!
やはり小泉八雲関連、テレビ番組の撮影でアメリカでのジャーナリスト時代を追った旅でしたっけ。
シンシナティ、治安が悪いし、あんまり観るとこない〜と聞いていたのですが、行ってみたらとっても魅力的な街でした。
旅の続きは、また、追って。

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★NYCといえば、タイムズスクエア!!


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★雨のニューヨークもまた風情がありますな。


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★モーガン図書館のハーンコレクション、凄かった〜!!
あらためて、アメリカに向けて書いていたことを実感しました。︎


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★そりゃ、セントラルパーク、ストロベリーフィールズには行くでしょう!?

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★ダコタハウスにも・・・聖地巡礼。


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★僕の左隣のご夫人は、ボナ・フェラーズのお孫さん。
ハーンの愛読者だったボナはマッカーサーの副官で、天皇制を壊してはならないこと、京都や松江、出雲の地といった古代から残る地を残さなければならないと提言したそうです。命の恩人!!
ちなみにソクーロフ監督「太陽」で、マッカーサーの副官役の声を吹き替えていたのは私です。
ロシアンイングリッシュじゃ、おかしいので・・・と監督に依頼されたのでした。
ボナには日本人の彼女がいた・・・????かも???とは、監督の弁。
初耳のお孫さんご夫妻、ちょいとショックを受けていた???
僕の右隣はethanフィルムのイーサンさん。
ハーンのドキュメンタリーフィルムを撮っていて、アイルランド公演にまでいらしてたんだけど・・・。
ちなみに、とてつもない細野晴臣ファンです♫


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★始まり始まり〜︎


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★英語字幕、日本語での公演。「かけひき」での科人が仕置の前に訴えているところ。
英語の勉強にも良いテキストかも・・・俺は喋れないけど^^”
キョージはペラペラ!!助かるだす。


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★桜にまつわる「因果話」もお届けしました。日本らしさ、味わっていただけたかな?


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★NY公演だけいつもの通り、Believe meを演奏♫


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★ハロウィンの時期なので、テレビでも怪談を!!

橘井堂