佐野史郎の音楽的生活

タイムスリップ→マキニカリス

1999/10/30


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★マキニカリスのLP「街の神話」はショップ・サンチで扱っています。
タイムスリップというバンドをやってたんだけど、オレのスケジュールの問題があったりして、けっこう迷惑をかけてしまっていたんだよ。
夢(野ワンダ)ちゃんも松江に行ってしまったから実質的には抜けてしまっているし、真希のヴォーカルの作品が増えてきたこともあって、オレが身を引いた感じだね。

実はまあ、ベースのアキタカと佐野の確執という問題もあったんじゃないの。(笑)

まあ、佐野ちゃんのスケジュールに振り回されたくないという、お互い不満はありますよ。(笑)
どうしても「佐野ちゃんがやっているバンド」と見られがちだったし、だったら佐野史郎という名前のないところで音を作っていくべきじゃないかという、タイムスリップの音楽プロデューサー浦山氏の意見もあったわけだね。
真希の世界が強くなってきていたし、彼女の独自の世界を作るのもいいんじゃないかなと思ったんだよ。
「タイムスリップ 3」はそういう意味では過渡期で、夢ちゃんは作品だけで唄ってないし、バッファロー・スプリングフィールドの「ラストタイム・アラウンド」やはっぴいえんどの「HAPPY END」みたいに、3枚目ってどうしてもソロの集まりになるのかな。・・・などと、たいそうなバンドと一緒にするなって!

とは言っても、別に解散というわけではないんだよね。実際、10月9日には佐野、真希、夢ちゃんの元祖タイムスリップで二曲演ったんだものね。

そうそう。その二日前の7日にはマキニカリスの1stアルバム(LP)が発売されたんだよ。マキニカリスはもっと若いバンドといっしょくたにされたいんだろうな。
LPにしたのも音質の追及のためだし、レコーディングもベーシックを録り終わった後は、真希ひとりで作業してたからね。

佐野は曲も書いてるし(「私を森に連れてって」)、頼まれもしないのにギターを弾きに行ったりして顰蹙をかったりしたんだな。(笑)

夢ちゃんの曲(「街の神話」)はタイムスリップ時代のものだし、あれはオレが弾かなきゃな。(笑)
時代に逆行して沿っているようなバンドだな。まあ、 通販で聴いてみて下さい。
・・・この際、在庫もあるかぎりで、再プレスはタイスリに関してはやらないだろうから、そちらも合わせてお買い求めくださいませ。 そうそう、11月4日は吉祥寺のマンダラ2でマキニカリスのLIVEがあるので、そちらでも入手できますよ。