橘井堂 佐野
2005年4月16日

高田渡さんが亡くなってしまいました。
申し訳ないくらい訃報が続きますが……ヒトが死ぬのは当たり前だということなのでしょう。
でも、この瞬間に、新しい命も生れ落ちているわけで……。

16日の午前1時くらいに公演先の釧路の病院でなくなったそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050416-00000065-mai-peo

なにしろ、ワタルさんは同じ吉祥寺の通りに住んでいて、ちょくちょく道端でも会ったし、焼鳥屋「いせや」でも遭遇して一緒に飲んだりしたし……。
時には我が家にもやってきて……ギター弾いたり……。
老舗の音楽酒場「のろ」は溜まり場だったしね。
吉祥寺音楽祭や松江の喫茶店MGの35周年記念LIVEで一緒だったことなど……あまりにも当たり前のことのようにしてたけど、中学、高校のころ、しょっちゅう彼のレコードを聴いていたことをおもうと夢のような時間を過ごさせてもらっていたなあ……と。

お酒の飲みすぎで肝臓をやられ、そこから弱ってきていたのだろうけれど…それでもお酒をやめずに亡くなっていったのだから悔いはないのだろうけれど……。

しかし……あの、やさしいギターの音色とあの声が生で聴けなくなるのは……残念でなりません。
音のこと、言葉のこと、声のこと……ちゃんと受けとめてこれからも生きていかねば……。

御冥福を祈ります。
合掌。

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