橘井堂 佐野
2006年5月25日

ソクーロフ監督の『太陽』8月5日、公開決定!
一昨年、ロシアのペテルブルグはレン・フィルムで撮影された『太陽』の公開が決定しました!
ヒトラーを描いた『モレク神』、レーニンを描いた『牡牛座』に続いて、三部作の最新作です。
・・・いや、もう一本、加わるようなことも・・・(?)
イッセー尾形さんが昭和天皇、桃井かおりさんが皇后陛下、僕は侍従長とマッカーサーの副官の声をやらせていただきました。
とにかく充実した撮影の日々で、この作品に参加させていただいて、本当によかったです。
昭和天皇の戦争責任に関わる内容だけに国内での公開が危ぶまれておりましたが、この公開はとても意義のあるものだと思います。
アジア諸国の反応も気になるところではありますが、フィクションであれ、実録であれ、どんな国であれ、どんな地域、文化であれ、「戦争」とはどういうことなのか・・・ということから目を背けてはならないでしょう。
『ナイロビの蜂』『クラッシュ』等、映画の力を信じさせてくれる作品がある以上、僕も映画の仕事に誇りを持って取り組まねば・・・とあらためて感じた次第です。
8月5日から銀座シネパトスにて。大阪、名古屋でも公開の予定。
http://www.taiyo-movie.com/

目次ヘモドル