橘井堂 佐野
2003年4月14日

第2回・南大東島〜宮古島紀行2003(1)
去年から、本当にドラマや映画が続いていて、やっと落ちつけそうだったので、早くから3月27日から4月2日までオフを取っておりました。
で、スクーバ・ダイビングに目覚めさせてくれた、南大東島に戻ろうと、ダイビング三昧一人旅を計画したワケ!!
大東島のみならず、宮古島も回ってしまおうという、欲張りワンマン・ツアー紀行でございます。

そもそも、2年前、南大東島に乗りこんだのは、雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載していた(正確に言うと、現在もデジタル・ダ・ヴィンチで連載は続いているのですが、頓挫中……必ず、復帰しますので、しばしお待ちを!!!)『ゴジラのいる島』の取材で鍾乳洞を観に行こうと決意したからなのでした。
そこで、地元の漁師……海人(ウミンチュ)でダイバーの小浜久男サンに島を色々と案内していただくなか、体験ダイビングまでやらせていただき、その美しさと身体がリラックスするのに味をしめ、帰京するや否や、速攻でライセンスを取った……といういきさつなのです。

あれから2年……。
島の居酒屋に入っているシマザケの一升瓶を気にしつつ、いつか必ず、再び訪れたいと想っていた南大東島……。
今回は、ダイビングスポットとしても、超穴場の大東島に潜りに帰ってきた〜てな感じです。

大体、何事につけ、あまり人が注目しないようなものが、やたら気になる性癖。
ダイビング好きな人でも、「行った事がある」という人に、会ったためしがありません。
「大東島ァ〜?」
ただの台風の通り道だと思っているアナタ!
100年前までは無人島だった、この島は、本当に神秘的。
飛行機代はかかるけど、滞在費は押さえられるぞ〜。

興味のある方は、是非一度!

ではでは、出発〜。


3月27日
photo
羽田を10時50分発で、まずは那覇へ。
東京はまだまだ寒いけど、軽く羽織る程度で出発。
サングラス&帽子で早くも気分は南。
乗り換え時間に那覇空港で早速沖縄ソバ。
大好物なのです。
30人ばかりの定員のプロペラ機で1時間で、南大東島到着。
ピーカンの良いお天気。
まだ、気温は23〜4度といったところだけど、それでも、暖かい。
前回もお世話になった、「ホテルよしざと」さんに、今回も泊まる。
前回は島の観光名所廻りが主旨だったけど、今回はダイビングのみ。
近くの雑貨屋さんでミネラルウオーターやお茶を買出し。
旅に出て、まずするのは水の調達。
これは習性になってます。
プラプラしてたら、ダイビングショップ&漁師の小浜サンと遭遇。
何しろ1500人の人口だし、在所という、繁華街(とは言い難い)に商店や飲食店があつまっているので、すぐに誰とでも会ってしまう。
海に潜るのは翌日から2日間で4ダイブの予定。
夕食&飲み会を小浜サン宅でやろうと、お誘い。
2年経った感じが全然しない。
地元の小学校の先生たちや、小浜サンの同級生、「南大東島まるごとミュージアム 島まるごと館」っていう、資料館がこの2年の間に出来ていて、そこの館長さんや、1年で島に交代で赴任していらっしゃる歯医者さんと、歯科技工士の若い男性陣等々、賑やかな宴に呼んでいただきました。
まあ、普通、ゲーノージンの人って、そう、一人でプラプラしないと思うけど、何しろ、こっちは、仕事離れてのオフだから、完全なシロートさん気分で、ラクチンラクチン〜。
ミナサンには、なんだか、フツーのオッサンだなあ〜と、ガッカリさせてしまったかもしれないけど……。
小浜サン家は小学校6年生と、5歳の男の子が二人いて、ちゃ〜んと、お手伝いしてました。
やっぱ、オトーサン、オカーサンがしっかりしてると、良いなあ〜。
奥さんはとても奇麗な方で、お料理も上手!!
この日は、キハダやアコヤ貝他、お刺身もたくさんだし、イセエビのスープにイカの墨煮……超オイシカッタです。
オリオンビールにシマザケ(久米仙)は、沖縄県の定番か?
沖縄とはいっても、南大東島は、元々小笠原からの移民が開拓した歴史があり、琉球と小笠原の文化が混ざっているのもオモシロイ。
本当、不思議な島です。
翌日に備え、ほどほどで休みました。

目次ヘモドル