橘井堂 佐野
2016年8月13日

遠藤賢司 「満足できるかな」デラックスエディション
遠藤賢司
「満足できるかな」デラックスエディション
¥3,900

1971年のニュー・ミュージック・マガジン誌の日本のロック賞に選ばれた名盤中の名盤🎶
日本のロックアルバムとして至宝の1枚・・・いや、今回は2枚!!
オリジナルアルバムに加えてアウトテイク、はっぴいえんどとのリハーサル音源、シングルヴァージョン集も。

ブックレットには劇作家、演出家の竹内銃一郎さんのコメントも掲載。
竹内さんと僕はJIS企画というユニットで芝居を続けていたのですが、竹内さん、エンケンさんが好きで「ラストワルツ」という芝居でもエンディングに「星空のワルツ」を使用。
竹内さんのブログに載っていたエンケンさんに対するコメントが素晴らしく、今回のブックレットに掲載されました。
そんなこともあって、竹内さんを紹介・・・という形でワタクシの協力クレジットもありがたやm(_ _)m
エンケンさんやはっぴいえんどを愛する同胞・・・(?)ともいうべき湯浅学氏の解説も愛に溢れ、かつ冷静に綴られております🎶

大瀧詠一さんも度々エンケンさんのことを語り、「エンケンさんを最初に評価していたのは細野さんで、彼に連れられてエンケンさんのスタジオを見に行きました。(バレンタイン・ブルーのかげもかたちもない頃です)多分その時に歌っていたのが『雨上がりのビル街』だったのだと思います。とにかくこの曲を《はっぴいえんど》がカバーした(つまり“私”が歌った)のは一にも二にも彼へのリスペクトがあってのことです。これは何度言ってもいいほど、我々にとっては大きなことで、彼の方が“先に”日本語のロックをやっていたわけです。それに対しての素直なリスペクトですね。それを“カバーする”という行為で表明したわけです。それほど彼の存在と功績は偉大です。」と僕に伝えてくださいましたっけ。

今年、篠原勝之さん原作の舞台「骨風」の作・演出の山崎哲さんもエンケンさんのことは大好きだし、み〜んなつなっがってるんだなあ〜と思いました。

そういや、若松孝二監督と遠藤賢司さんと宴席でご一緒したことがありましたが、緊張感あったなあ〜。 若松さんも「ただ者ではない!!」と神経張ってたのかな?と思い返します。

恩師、唐十郎のドキュメンタリー映画「シアトリカル」のエンディングテーマもエンケンさんの「不滅の男」だったしな・・・。

「満足できるかな」デラックスエディション
必携の一枚!!!
是非、お聴き下さいませ🎶

橘井堂