橘井堂 佐野
2000年1月21日

JIS企画公演「月ノ光」

作・演出/竹内銃一郎
出演/佐野史郎・岡本健一・藤谷美紀・小日向文世・石川真希・松本修

下北沢・本多劇場

平成12年4月6日〔木)〜4月16日〔日〕

4月6日〔木)19時/4月7日(金)19時/4月8日〔土〕14時・19時
4月9日〔日)14時/4月10日〔月)19時/4月11日(火〕19時
4月12日〔14時・19時〕/4月13日〔木〕19時/4月14日〔金〕19時
4月15日〔土〕(14時・19時〕/4月16日〔日)14時

神奈川・相模原市民会館

平成12年4月17日〔月〕19時

大阪・近鉄小劇場

平成12年4月18日〔火〕〜20日〔木〕

4月18日〔火〕19時/4月19日〔水)19時/4月20日〔木〕19時

名古屋・愛知県芸術劇場

平成12年4月21日〔金〕〜23日〔日〕

4月21日〔金〕19時/4月22日〔土)14時・19時/4月23日〔日〕14時

東京問い合わせ:JIS企画03-3440-8470/2月11日より前売り
大阪問い合わせ:近鉄小劇場06-6771-1009/2月13日より前売り


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★「月ノ光」チラシ。
待望の再演が決定

1995年2月、JIS企画〔佐野史郎、竹内銃一郎のユニット〕の記念すべき第一回公演として「月ノ光」は誕生した。
不連続殺人事件の謎解きの形をとりながら進行する6人の男女の息詰まる愛憎劇は、作中さまざまに引用されるカフカの作品世界そのままに、不可思議なあやかしの迷宮へと誘い、この国の演劇としては珍しい本格的ミステリーとして高い評価を得た。
「だれひとりとして認識のみでは満足できない―故にみずから破滅しなくてはならない」〔カフカ〕。
本作品により、作・演出の竹内銃一郎は紀伊國屋演劇賞、読売演劇大賞優秀演出賞、読売文学賞の各賞を受賞。
今回、5年ぶりにその名作が再演されるJIS企画スペシャル。前回とは大幅にキャストを変更。新演出で挑む新しい「月ノ光」に御期待ください。

内容について

1919年・プラハ。その年の夏、あいついで殺人事件がおこった。被害者の特徴も、方法もバラバラなその無差別不連続殺人事件によって、街の人々は隣人を犯人だと疑う不安な日々を送っていた。
そして半年後。その町の古いアパートの一室に住む手品師カール(佐野史郎〕のもとへ、愛人レイン〔石川真希〕が家出してくるところから物語は始まる。カールの隣人・保険外交員のグラックス〔岡本健一〕、銀幕のスターを夢見るその妹〔藤谷美紀〕、同じアパートに住む独身の刑事〔松本修)、レインを追って現われるレインの夫〔小日向文世)。
6人の男女が織りなす嫉妬と愛憎。おりしも半年ぶりに第4の殺人がおこる。果たして犯人は誰なのか? そして、あたかも月の光の怪しい魔力に導かれたような、思いがけない意外な結末とは……。

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