橘井堂 佐野
2008年4月6日

南アフリカロケ2
●2月1日
朝、プロペラ機でNELSPRUITへ。
ヨハネスから北北東。
車で2時間、BLIDE CANNYONという、世界3大渓谷のうちの一つに行く。

堆積した地層と、隆起し雨風で削られた地形は自然の芸術!

移動中、おみやげ屋で、木の実で作ったネックレスを求める。
10ランド・・・30円くらい。

今回、フォクトレンダーのBESSA R3M +NOKTON40mmとフジフイルムのコンパクトカメラ、ナチュラでスナップ。
店の人たちを撮らせてもらう。

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★世界3大渓谷のうちの一つブライド・リバー・キャニオン。佐野画。

そこからまた2時間ほど・・・。
クルーガー国立公園という、天然のサファリパークへ。
JACKALBERRYというロッヂに泊まる。
アフリカの保護地域を車で探検!というクルーズ。
そうは言っても、野性の動物たちだ。
BIG5と呼ばれる、ヒョウ、バッファロー、ライオン、サイ、ゾウを探す。

バッファロー、サイ、ゾウ、インパラ、ニアラ(NYALA)に間近で会う!
他にキリン、鹿etc・・・。
ゾウの親子、従兄、キリンの群れは美しかった!
夕焼けのシルエットのサイは絶品でした。

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★サイ、バッファロー、キリンの群れ
★夕暮れのシルエットのサイ・・・よくわかんないかもしれないけど・・・。(右下)

JAKKALBERRYのロッヂは今まで行ったなかで一番素敵だった、タイ、チェンマイのリジェンドに負けないくらいのリゾート!
リジェンドは、今は名前が変わってマンダリン・オリエンタル・ダラデヴィとなっている。水田のなかに浮かぶ、桃源郷のようなホテル。
ジャッカルベリーは、そりゃ、それに比べれば、ロッヂだし、こじんまりとしてるけど、自然を切り崩してそのロケーションを手中にするのではなく、自然のなかに飲み込まれている感がいい!
食事もGOOD!
豪華列車の食事とは雲泥の差。
OX TAILは絶品!
何よりも、夜空の天の川が美しく・・・。
久しぶりだ、満天の星。
動物たち・・・マキや八雲に見せてやりたかったな・・・。

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★アフリカ象。佐野画。


●2月2日
モーニングサファリ。5時起床。
BIG5の残り、ライオンとヒョウを求めて・・・。
朝焼け、朝陽が美しい。

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★アフリカ大地の朝陽。

アフリカ平原に昇る朝陽は画のようだ。
虫、鳥、象の木をむしり取る音・・・。
姿は見えずとも、耳を澄ませばアフリカの生命を身体で感じられる。

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★アフリカで観た生き物のなかで一番面白かった虫。
★ロッヂに現れたイボイノシシ、刺激すると襲いかかって来るらしい。猪突猛進に注意。

ジャッカル、ニアラ、ヌー(gnu 現地語では wilde beest ヴェルデ・ビィアス)、子鹿(steenbok)、インパラ(inpala)・・・。
イボイノシシはロッヂの庭に入って来ていた。

朝焼けの内で観たシマウマの群れの美しさ。
そして、象、々、々・・・メスと子象たちが幾グループもいた。
圧巻は、池で水浴する象の群れ。
みな若いので遊んではしゃいでいた。
「パォ〜ッ!!」の鳴き声ももちろん!

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★若いゾウたちの水浴び。やっぱり、男親は離れて行動する。

そして、メスのライオンも・・・数頭見れた。

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★ライオン、メスのみ。オスは離れて行動する。。

朝食後、街へ。
黒人ばかりしかいないのは当たり前?
都市部においても表面上は平等を打ち出していても、現実は変わらぬことも多いという。
アパルトヘイト撤廃の後にも、その陰を見る。

子供たちが可愛い!
素朴な店構えや、住民たちの虚ろな眼差しが印象に残る。

夕方4時、雄ライオンとヒョウを求めて、再び出発。
これまでと違って、なかなか動物に会えない。

バッファローの頭蓋骨。

チーターに会えた。
母親と3頭の子供たち。
木陰でゴロゴロしていた。
尻尾が長く、縞模様。
あくびをしたり、じゃれあったりしていたのが可愛い!

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★アクビするチーター。

他には見当たらず、広場で休憩。
白ワイン&Beer、ビーフジャーキーとカレーパイが美味しかった。
夕陽を観ながらの一杯。
シアワセ。

ヒョウもライオンもあきらめていたところ、突然、雄ライオン登場!
たてがみも雄々しく、さすがに迫力アリ!
ロッヂに帰ったら、またしても満天の星。
途中、フクロウを何羽も観た。

(一口メモ)
*アマルーラという木の実がたくさん落ちてる。
これでお酒もつくる。

*Honey Badgee/ハニーバジャー
スカンクに似た体長60cmくらいの動物。
ライオン7頭に囲まれて45分もかかって殺されるが、ジャングルいち、タフらしい。

●2月3日
最終日、最後まであきらめずにヒョウを探す。
足跡はあったようだが、結局見つからなかった。
kuduの大きなやつ、相変わらずのイボイノシシ、ロッヂの庭にシマウマ、キリン・・・。

それにしても・・・ヒトと動物、自然と人工、人種の違い、文化の違い・・・それぞれ共存できればいいのだろうが、とどまらずに常に流れていなければそれも可能ではないのかもしれない。

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★なぜか、ユーミンの「コバルトアワー」が頭のなかで鳴り続けてた。先端の人の眼と勘が動物発見の頼り!。


●2月4日
帰国。
ヨハネスから香港は爆睡!
香港でのトランジットは4時間だったが、あっという間。
成田までもすぐ。

しかし、疲れた〜アフリカ大地のエネルギー、生命力にアタッたカンジ。

帰国後、3日、疲労からか風邪で倒れる。
マラリアじゃなくてよかった。
スタッフはけっこう蚊に刺されていたけど、刺されなかったな〜。
強力な虫除け薬、夏に役立ちそう。

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★クルー全員で記念写真。ディレクターの後藤さんは、最後まで現地ガイドのジョージナさんのことを、
ジョジーナさんとか、ジョアンナさんとか呼んでいた。
(中央、車に乗っているブルーのシャツの人が後藤さん、前列、左から2番目がジョアンナ・・・いやジョージナさん)。

(クルー)
1、ディレクター 後藤 全孝
2、プロデューサー 安彦 真利江
3、AD 古郡 武昭
4、カメラマン 伊藤 千尋
5、サウンド 飯島 秀和
6、カメラアシスト 小野寺 康敬
7、俳優 佐野 史郎
8、俳優 須賀 健太
9、マネージャー 渡邊 正起
10、マネージャー 本庄 奈那
11、コーディネーター 能村 綾
12、現地ガイド georgina/ジョージナ

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